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やっぱり音楽は素敵だ! クラシックよもやま話 a la Capriccio Vol.1

Vol.1 やっぱり音楽は素敵だ! クラシックよもやま話 a la Capriccio

皆さま、はじめまして。  (ゆ〜たん音楽堂店主の坂元さんとのご縁で、こちらに寄稿させていただくことになった国崎と申します。2015年6月、長くお世話になった日本コロムビアを辞し、フリーランス1年生となった音楽制作ディレクターです。店主坂元さんと、どこか似た道を歩んでいます!(笑)。私が関わったクラシック音楽制作の話題を中心に、日々の仕事・生活の中で出会った「ご紹介したいな」と感じた話題などを「きまぐれに」(a la Capriccio) 書き綴っていけたらと思います。どうか、末長くお付き合いくださいませ。

初回ですので、まずは自己紹介を。  水とお米とお酒が美味しい富山県生まれ(ついでに魚と肴も!)。なぜか音と音楽に興味関心を持ちながら育ち、地元の高校を卒業後は、九州芸術工科大学(現・九州大学)で音響全般を学びました。日本コロムビア株式会社に入社し、スタジオエンジニア側(音楽編集担当)から制作側(録音ディレクター)へと、クラシックジャンルを中心に音楽コンテンツ作りに関わってきました。アマチュアながらいろんな楽器の経験(ピアノ:町のピアノ教室/サクソフォン:中学の吹奏楽部/オーボエ:大学の管弦楽サークル〜社会人団体)は、僕の貴重な財産です。コロムビアでは、沢山の素晴らしい音楽家の皆さんとお仕事させていただくなかで、一流の音楽が何たるかを教えていただきました。

前口上はこれくらいにいたしましょう。次回より本編スタートしますが、その第1弾では、昨年(2015年)12月に発売になった、オペラ《トゥーランドット》のCD(SACD)をご紹介する予定です。

実は私、長らくオペラが苦手でした。言葉の壁が非常に高かったですし、高額なチケットも、やはり高い壁でした。そもそも、10代の頃はモーツァルトの魅力には全然気づけず、大学生になって本格的にクラシック音楽を聴くようにあっても、ワーグナーは長大過ぎたし、イタリアオペラは、美声の競演にオケが退屈につきあってるとしか感じられなかった(暴言陳謝)・・・・。感受性のなさを白状しているようで情けないのですが、そんな自分でも「ビビッと」(古っ!)来るものがあったのが、指揮者、アンドレア・バッティストーニが紡ぎ出す音楽だったのです。次回は、このアルバムのご紹介をします。お楽しみに。

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イラスト:村越陽菜(むらこしはるな)