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同声二部合唱組曲『だれだろう』(1.だれだろう 2.ねぎぼうずのがくたい 3.カサゴ)(合唱:楽譜+音源)

新作合唱曲 オリジナル 二部

[楽譜構成]:合計31ページ(1.だれだろう 2.ねぎぼうずのがくたい 3.カサゴ)
(楽譜のご利用にあたって:1ページ,表紙:1ページ,譜面:1.だれだろう(6ページ)・2.ねぎぼうずのがくたい(9ページ)・3.カサゴ(11ページ),縦書き歌詞:1曲1ページ×3曲)
[演奏時間]:約10分

01.だれだろう

02.ねぎぼうずのがくたい

03.カサゴ


山下祐加さまからのメッセージ
◆作品解説
 今回の作品は2部合唱ということで依頼を受けました。幅広い年代の方を対象にしていますが、基本的には子どもたちが歌うことをイメージして詩を探しました。その中で出会った野呂昶先生の詩は、一見分かりやすい言葉で書かれていますが、愛情をこめて紡ぎ出された言葉からはいろいろなことを想像することができます。詩に触れる年齢によっても様々なとらえ方ができるのではないかと思いました。野呂先生が詩のテーマを選ばれる際に「生命の輝きをうたう」ということを大事にされているという文章を読み、とても感激しました。数ある詩の中でどの作品を選ぶか非常に悩みましたが、組曲にするにあたって特に心惹かれた3編の詩を選びました。それぞれの曲について、少しお話ししたいと思います。

第1曲「だれだろう」
 ピアノによる前奏は、遠くから風にのって「ぼくを呼ぶ声」が聴こえてくるイメージです。懐かしいような、少し切ないような、嬉しいようないろいろな気持ちを曲にこめました。合唱パートの掛け合い、ピアノとの掛け合いを、「ぼく」と「声」のように楽しんでいただけたらと思います。「おーい」という言葉が4回繰り返されますので、是非工夫してみてください。最後のユニゾンになるところは音量のバランスに気をつけながら、大切に演奏していただけたら幸いです。

第2曲「ねぎぼうずのがくたい」
 春になると畑に並ぶねぎぼうず。そのユニークな姿やネギ独特の香りなどを、少しくせのある和音に託しました。はじめは「ねぎぼうずのがくたい」が真面目に(!?)行進していく様子、テンポが速くなるところからはみんなでウキウキしながら歌って歩く様子を音楽で描いています。少し動きながら、振りをつけて歌っていただいてもよいかもしれません。

第3曲「カサゴ」
 前の2曲とは雰囲気の異なる、疾走感のある作品です。ピアノも合唱パートもあまり難しくはしていませんが、ドラマチックに聴こえるようになっているかと思います。コンクール等で歌っていただいてもいいかもしれません。表現や息継ぎにも瞬発力や計画性が求められます。歌詞にストーリーがありますので、是非いろいろと工夫して、楽しんで表現していただけたら嬉しいです。

 野呂先生が詩に書かれた「生命の喜び」を私も音楽で描けたらと思い、心をこめて作曲しました。たくさんの方に演奏していただけますことを祈っております。

サンプル

税込価格:1,430円 (本体1,300円)

ファイル形式: zip

ファイルサイズ: 22 MB

個数

[商品コード]
eovi00000073
[メーカー]
東京書籍

この商品のシリーズ

楽譜+音源ファイル

[歌い出し]
(1.だれだろう♪)遠くの方から ぼくを呼ぶ声がする 菜の花畑の向こう リンゴ畑の向こう (2.ねぎぼうずのがくたい♪)ネギぼうず ネギぼうず 畑の楽隊 ネギぼうず ネギぼうず (3.カサゴ♪)カサゴは 海の忍者 岩から岩へ 風のように移り歩く
[作詞者]
野呂昶
[作曲者]
山下祐加