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まど・みちおの宇宙(せかい)〜女声合唱のための5つの童謡メドレー〜(合唱:女声三部:楽譜+音源)

三部

[楽譜構成]:合計24ページ
(楽譜のご利用にあたって:1ページ,表紙:1ページ,譜面:21ページ,縦書き歌詞:1ページ)

[演奏時間]:8分18秒

「まど・みちおの宇宙(せかい)〜女声合唱のための5つの童謡メドレー〜」の各曲の解説
解説文:春畑セロリ
ワンポイントアドバイス:田中エミ《一年生になったら》
(解説文)子どもたちにも大人気の軽快な作品です。付点8分音符と16分音符のリズムはあまり厳格にとりすぎず、かといって3連符(バウンス)のノリのようにルーズにならず、1拍の中の自然な躍動感を楽しんでください。この心弾むリズムを共有することがアンサンブルのポイントです。
(ワンポイントアドバイス)付点が鋭くなり過ぎると固くなって、せっかくのワクワク感がなくなるので気をつけましょう。歌詞が追いかけっこのように出てくるところは、それぞれの声部の歌詞がクリアに出てくるとアレンジの面白さがより表現できるでしょう。《やぎさんゆうびん》
(解説文)可愛くて不思議で不条理で、子どもの頃は、このループする世界におののきつつも魅入られてしまったものでした。少しスタイルをアレンジしていますので、合唱団の個性を出しながら楽しく演出してください。最後はしっとりと!
(ワンポイントアドバイス)とてもかわいらしいシンプルな原曲が、ちょっぴり背伸びをしたお洒落なアレンジなっています。そのため、半音や増2度の動きや、2度の音程のぶつかり、そしてシンコペーションなどの箇所を正確に歌うことが大きなポイントとなりますね。《ふしぎなポケット》
(解説文)いかにも子どもらしいちょっと欲ばりで虫のいい願望を、さらりとお茶目に歌ってください。最後のゆっくりになるところでは、ハーモニーを聴き合って、よく響かせ合って。でも、奥に秘めたお茶目で軽快なリズム感を忘れずに。
(ワンポイントアドバイス)ソロと合唱が交互に登場する部分はメリハリをもって。転調の直後は和音が決まりづらいかもしれませんので、鮮やかに移り変われるよう練習をしましょう。meno mossoに入ってからはレガートを意識して、和音の移り変わりをたっぷり味わいましょう。《ふたあつ》
(解説文)しっとりとア・カペラで聴かせましょう。セクションごとに、パート間のバランス、強弱の変化、声の存在感や色合いなどを、こまやかに作り上げてください。途中のバウンスのリズムから、いつのまにか日本の歌らしくしっとりと締めくくるあたりは、腕の見せ所かな?
(ワンポイントアドバイス)ア・カペラの繊細なアレンジです。お互いのパートの音程や響きをよく聴き合い、縦のハーモニーを感じつつ、各声部の旋律の流れも大切に歌いたいものです。冒頭のボカリーズはどんなフレージングで歌ったら素敵でしょうか。色々試してみましょう。短調ですが、歌詞の内容に合わせて、声が暗くならないように気をつけましょう。《ドロップスのうた》
(解説文)もうとにかく胸を射貫かれてしまうくらいチャーミングな詞と曲です。2コーラス目はメドレー全体のフィナーレにあたりますから、どしどし遊びまくっちゃってください。「ぺろん」とか「ちゅるん」のバッキングは声色やリズム感も工夫してくださってOKです。声も身体も言葉もメロディも、しなやかに!
(ワンポイントアドバイス)とてもリズミカルなアレンジになっています。裏拍もしっかり感じましょう。速いテンポの中で移り変わるハーモニーをとらえることが、各パートの音程を決める近道となるでしょう。言葉のニュアンスも工夫して、それぞれの合唱団の個性がでたらよいですね!特集「唱歌・童謡コーラスワールド第2弾」

サンプル

税込価格:906円 (本体824円)

ファイル形式: zip

ファイルサイズ: 13 MB

個数

[商品コード]
eovi0798
[メーカー]
東京書籍
[歌い出し]
いちねんせいに なったら ともだちひゃくにん できるかな
[コメント]
収録曲(メドレー順)
(1)一年生になったら
(2)やぎさんゆうびん
(3)ふしぎなポケット
(4)ふたあつ
(5)ドロップスのうた

 いつまでも新鮮で、胸がきゅんとなるくらい可愛くて、くすっと笑いたくなるくらいユーモラスで、それでいて心の底にしっかりと響く、まど・みちおさんのこどものうた。
 その優しくてきらきらした言葉の泉には、名だたる作曲家たちのぴかぴかなメロディが寄り添っています。どれも、いつも口ずさみたくなるようなチャーミングな曲ばかり。
 そこで、中でもとくに大好きな5曲を選んでメドレーにしました。子ども時代を思い出しながら、若々しい乙女たち、お母さんたち、熟女コーラス、プロ合唱団、とにかくたくさんの優しい声に歌っていただきたい!1曲、あるいは2〜3曲選んで並べてもよいように、単曲版もご用意してありますので、ぜひステージ用のレパートリーにしてください。
 昨年104歳で亡くなられたまど・みちおさんを偲びつつ。そして、可愛らしい歌を残してくださった作曲家の大先輩方に敬意を表しつつ。(2015.9.4 編曲者 春畑セロリ)
[ワンポイントアドバイス]
春畑さんのアレンジはとてもリズミカルで、ちょっぴり大人な雰囲気を醸し出すようなお洒落なアレンジとなっています。練習ではリズムや2度の音程のぶつかりにもこだわって、本番ではそれをサラリと歌いたい!ハーモニーが混み入ってくる箇所はテンポを落としたり、レガートにしたりしながら丁寧に練習しましょう。(合唱指揮者 田中エミ)
[詩人]
まどみちお
[作曲者]
團伊玖磨
[作曲者]
山本直純
[作曲者]
大中恩
[作曲者]
渡辺茂
[作曲者]
山口保治
[編曲者]
春畑セロリ