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「ぱらぱらミクロ」シリーズ

ぱらぱらミクロ


日本ブックデザイン賞2019
ブックデザイン・パブリッシング部門「金の本賞」受賞

顕微鏡でしか見ることができないミクロの世界の貴重な連続写真がパラパラ漫画形式の本に。

ぱらぱらすると手の中で免疫細胞や微生物が動いて変化していく。それは、教科書や動画で見るのとはまた違った臨場感。ミクロの世界が実はこんなにダイナミック!こんなにも美しい!という驚きに、何度もなんどもぱらぱらめくってみたくなる。

動くって、生き物って面白い!生命科学への好奇心が刺激されるシリーズ。

これはパラパラ科学なのだ

評・中垣 信夫 氏(ミームデザイン学校代表)

どうやら私の頭の中では、パラパラと言えば、とっさに漫画と言う言葉が出て来てしまったのだが、この「ぱらぱらミクロ」と言うタイトルと表紙の細胞のような写真を見て、私は一瞬にして「ソーカ」と納得し、脳内イメージが爆発したのだ。これがデジタル・メディアの動画なら、それ程驚かない。むしろパソコン内にあるべき動画が紙媒体に出た。普段とは逆の現象と言えまいか。今回全部で3冊出品されているが、その中のインフルエンザ菌の増殖の姿を、スケールと時間を変換することにより、恐ろしいミクロの世界が展開されているのだ。インフルエンザ菌が体内で増殖されていくのが一目瞭然だ。(一部抜粋)



【シリーズ共通】



● 本体価格 1,200円(税抜き)
● 発売年月日 2019年4月
● ページ数 186頁
● 判型 6cm×13cm/並製/スリーブケース入り


【各巻解説】



01 好中球の貪食

ISBN 978-4-9910750-0-1


好中球は体を守る免疫細胞であり、白血球の一種。外敵が侵入すると真っ先に駆けつけ、外敵を食べて処理する細胞。
パラパラめくると1個の好中球が排除するべく細菌に向かっていく。好中球は実際にはこんなふうに働いていた!悪い菌を食べようとする姿は思わず応援したくなる。
教科書では描かれない本物の細胞の動きをつぶさに見ることができる1冊。
1個の好中球の闘いと無数の好中球の闘いの2つを収録したカラー両面仕様。好中球に関する解説付き。


02 細菌の増殖 インフルエンザ菌

ISBN 978-4-9910750-1-8


1mmの1000分の3ほどしかない小さな細菌・インフルエンザ菌。
パラパラめくると1つ菌が2つに、2つが4つに、4つが・・・。あっという間に紙面の端から端までインフルエンザ菌に埋め尽くされる。
見開きで見る増殖は、ぞわっとするけど目が離せない圧巻の迫力。
本物の細菌の生命力をまざまざと感じられる1冊。
インフルエンザの原因と誤解されやすいインフルエンザ菌の発見秘話・増え方の解説付き。


03 パンに生えたカビ

ISBN 978-4-9910750-2-5



気がついたらパンに生えているにっくき黒いカビ。
しかし顕微鏡で捉えるとそこには実に美しい世界が広がっていた。
パラパラめくると、まるでガラスでできた針のような透明な菌糸の先端が水滴のように丸く膨らみ、やがて無数の粒・胞子が実っていく。知られざるカビの美しい姿。
カビも一所懸命に生きていると実感できる1冊。
1つの菌糸に胞子が実る様子と無数の菌糸が胞子を付ける様子の2つを収録した両面カラー仕様。
カビの増え方の解説付き。


【授業にも】



「ぱらぱらミクロ」は実物の細胞や微生物の写真を使っていることから、理科・生物、保険の授業にも最適。

自分の手でぱらぱらめくるという体験が、細胞や微生物の動き・変化を「自分で発見できた」という快感・ワクワク感を湧き起こす。動画だと見ない生徒でも、手元にあれば一度はぱらぱらしてみたくなる、そんな好奇心を刺激する教材としても。

授業使用例

科学サークル大黒屋 出前講座
残像工作「回転盤残像」と「ぱらぱら動画」工作

理科・生物の授業に

● 免疫細胞の働き : 「01 好中球の貪食」
● 細菌・微生物の増殖 : 「02 細菌の増殖」「03パンに生えたカビ」
● 残像・アニメーション : 全シリーズ

保健の授業に

● 健康(免疫) : 「01 好中球の貪食」
● 手洗い、感染症 : 「02 細菌の増殖」
● 食品の管理 : 「03 パンに生えたカビ」