音楽劇 ごんぎつね特集
商品構成(ダウンロード版)について
日本大学藝術学部とのコラボレーションにより,大好評の「小学校音楽劇シリーズ」に教科書でもおなじみの「ごんぎつね」が加わりました。台本,楽曲はすべてオリジナルです。台本のセリフや振付などで,子どもの創造性を引き出す場面も設定できます。新作音楽劇「ごんぎつね」をお楽しみください。
小学校音楽劇シリーズ7「ごんぎつね」は,次の6点で構成されていますが,全てダウンロードによる販売です。
それぞれの内容を十分にご理解のうえ,ご活用ください。
3.演出の手引き
この音楽劇を指導するためのポイントを掲載した、指導者用ガイドブックです。「台本」の流れに沿った「演出のガイド・舞台の動き」を中心に、配役、小道具製作、演技、振付など、指導に当たってのヒントを掲載してあります。
また、児童や演出者が工夫できるアイデアの部分も設定してありますので、自由な発想でご利用ください。
4.上演用サンプル・上演用カラオケ
全体のイメージを把握し、練習を効率よく的確に行うための「上演用サンプル」と、練習時、上演時のどちらにも使用できる「上演用カラオケ」です。「上演用カラオケ」は、すべてオリジナル曲による臨場感あふれる生演奏で構成され、音楽劇全体を大きく盛り上げます。
*この「上演用サンプル」は参考用に制作されたもので、発声法・演出方法などの模範ではありません。なお、この「上演用サンプル」には、「演出の手引き」にヒントとして掲載したアイデアを一部採用しています。
Sample
制作スタッフ
小学校音楽劇シリーズ7 ごんぎつね
監修 | 池田直樹(日本大学芸術学部 音楽学科 教授) 伊藤弘之(日本大学芸術学部 音楽学科 教授) 原 一平(日本大学芸術学部 演劇学科 教授) |
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著作 | 脚本・作詞 | 川光俊哉(日本大学大学院芸術学研究科生) | |
作曲 | 伊藤弘之 | ||
企画・制作 | 日本大学芸術学部 坂元勇仁(ユージンプランニング) | ||
スタッフ | 構成・演出 | 川光俊哉 | |
衣装・小道具 | 久保川きよみ | ||
振付 | 田路紅瑠美 | ||
イラスト | 宮本悠希 | ||
ナレーション・歌唱 | 指揮 三輪裕子 練馬児童合唱団 |
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演奏 | 指揮 | 伊藤弘之 | |
クラリネット | 鈴木生子 | ||
ヴァイオリン | 花田和加子 | ||
チェロ | 多井智紀 | ||
打楽器 | 神田佳子 | ||
マリンバ | 稲野珠緒 | ||
ピアノ | 及川夕美 | ||
レコーディング・エンジニア | 奥原秀明 *収録 平成23年12月20日 ビクタースタジオ 平成24年1月9日 日本大学芸術学部 音楽スタジオ |
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制作アシスタント | 木村友美(日本大学大学院芸術学研究科生) 齋藤優輝(日本大学大学院芸術学研究科生) |
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発行 | 発行 東京書籍株式会社 東京都北区堀船2丁目17番1号 |
音楽劇『ごんぎつね』の魅力
1 作品について
この「ごんぎつね」の音楽劇は、兵十とごんの関係を中心に進行していきます。ふたりのゆたかな感情は、それぞれの歌で表現されていますが、最後の瞬間まで決してまじわることはありません。テーマは、ひとりぼっちのさみしさ、です。大人であっても子どもであっても、なんらかのかたちで、何度でも直面する人生の問題です。自分の気持ちを分かってほしい、仲間がほしい、このような感情は、児童にとってこそ切実なのかもしれません。「お話」を「演じる」という以上の経験が得られればさいわいです。
脚本・作詞 川光俊哉
2 作曲家からのメッセージ
音楽にはとても不思議な力があります。新美南吉の原作は、そもそもそれだけで本当にすばらしい児童文学作品なのですが、そこに音楽を加えることで、新しい魅力を引き出すこともできるのです。歌う人と聞く人の心に深くしみいるような音楽を作曲したつもりです。皆さんひとりひとりの感性のアンテナを最大限に使いながら、この音楽劇版「ごんぎつね」に取り組んでください。
作曲家 伊藤弘之
3 登場人物
- ごん
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村でいたずらばかりしているきつねの子どもです。ひとりぼっちでさみしいから、誰かにかまってほしそう。ひとりぼっち同士の兵十と友達になりたいのです。いたずらしている元気なときと、ひとりぼっちでさみしそうなときとのギャップを大事にします。
- 兵十(ひょうじゅう)
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母親とふたり暮らしの男です。病気の母親のためにうなぎを捕ろうとしますが、ごんのいたずらで、結局、母親にうなぎを食べさせてあげることができませんでした。母親が死んでひとりぼっちの兵十も、ごんと同じように、ひとりぼっちのさみしさが分かる友達がほしいのです。
- 村人たち・おかみさんたち
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兵十と同じ村に住んでいます。村人たちはみんな、兵十が母親とふたり暮らしであったのを知っています。ひとりぼっちになった兵十をかわいそうに思う、やさしい気持ちで、兵十をなぐさめるようにします。おかみさんたちは、農村の女性のたくましさ、強さが伝わるように、スーパーの安売りに飛びつくお母さんをイメージさせて、いわし屋におしよせるとよいでしょう。
- いわし屋
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村でいわしを売っています。大きな声で、明るく演技できる児童に演じさせましょう。全体的に、沈んだ話になりがちなのを、いわし屋の場面では、がらっと雰囲気を変えるくらいの元気が必要です。
- 加助(かすけ)
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兵十の友人です。「きっと、そりゃあ、神様のしわざだぞ」という、最後に向かうための非常に重要なセリフがあります。気のおけない、兵十の親友です。なにげない会話のなかで、親しさが伝わるようにしましょう。
- コーラス隊
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小道具を持って場面をつくり、歌やダンスで雰囲気を盛り上げる大事な役割です。セリフなしで表現するということはかえってむずかしく、いわゆるその他大勢ではないということを児童に自覚させることが必要でしょう。
ダウンロード版
商品構成 | 価格 |
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・台本・・・・・・・・・・[PDFファイル] ・上演用サンプル・・・・・[MP4ファイル] ・上演用カラオケ・・・・・[MP4ファイル] ・楽譜(ピアノ伴奏譜)・・[PDFファイル] ・楽譜(歌集)・・・・・・[PDFファイル] ・演出の手引き・・・・・・[PDFファイル] ・振付映像・・・・・・[MP4ファイル] |
本体3,048円+税 (税込3,353円) |
- ※ PDFファイルの閲覧と印刷にはAdobe Reader(無料)が必要です。
閲覧できない場合は,こちからダウンロードしてご利用ください。 - ※ MP4ファイルはQuickTime PlayerまたはWindows Media Player 12 以降で再生することができます。
- ※ 全データは180MB程の容量になります。
ダウンロード版がご利用いただけない場合
DVD-RとCD-Rにダウンロードした簡易的なパッケージをご用意いたします。
商品構成 | 価格 |
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・DVD-R(演出の手引き,台本,楽譜※1) ・DVD-Video[DVD-R](振付映像) ・CD-Audio[CD-R※2](上演用サンプル・上演用カラオケ) |
本体4,000円+税 (税込4,400円) |
- ※1 データは全てPDFファイルです。PDFファイルの閲覧と印刷にはAdobe Reader(無料)が必要です。
閲覧できない場合は,こちからダウンロードしてご利用ください。 - ※2 CD-R対応のCDプレーヤーまたはPCでご利用ください。