ゆーたん音楽堂[音楽専門館]

週めくり ゆ〜たん音楽堂《音楽万華鏡》

でんこの でんでん伝言板 Vol.1

田中絵美

みなさん、はじめまして!田中です。
(別名、でんこです。)
どうぞよろしくお願いいたします!

 さて、記念すべきvol.1は何を書こうかなぁ、と迷った末、私自身が所属している女声合唱団青い鳥のコンサートで演奏される曲について宣伝しようと思います。

 今月3/27(金)に飯田橋にあるトッパンホールで、学生から30代前半くらいの年代の女声合唱団が演奏会を開きます。私たちは、この三善晃さんの作品の中でもとても珍しい作品を演奏するんです。

プーシキン 原作 三善晃 作曲 音楽物語「金の魚の物語」

 *ロシアの童話「魚師と魚の話」が原作となっています。皆さんはこのお話をご存知ですか?

 この作品を書いたのは、日本を代表する作曲家、三善晃さん。2013年秋にこの世を去られました。管弦楽や室内楽、オペラなど数々の作品を残していますが、その中でも合唱作品は今でも多くの合唱団によって演奏され続けています。私も大好きな曲が沢山あります。

 「金の魚の物語」は、1962年の初演以来、半世紀近くスコアが行方不明になっていましが、その後、放送局の倉庫でスコアが発見され、作曲家のもとに楽譜が戻ったのです。そして、2010年10月に「《ラジオ歌謡》とその時代〜大阪発・60年ぶりの復活演奏〜」(NHK総合)で再演が実現したのでした。今回の演奏会では、おそらく3度目の演奏になるのではないかと思われます。

〜物語のあらすじはこんな感じです〜

 お爺さんが海で漁をしていると、なんと金の魚が引っかかってきました。しかも人間の言葉でしゃべる!金の魚はお爺さんに願いを叶えることを条件に命乞いをすると、お爺さんは何も貰わずに魚を海に返してやります。家に戻ったお爺さんがお婆さんにその話をすると、「洗濯桶でももらっておいで!」とお爺さんを怒鳴り飛ばします。爺さんは仕方なく、金の魚にお願いをするとすぐに洗濯桶をあげました。「家が欲しい」「貴族の奥方になりたい」…お婆さんの欲はどんどんエスカレートした末、「女王様になりたい」と言ったところで、突然何もかも消え去り、もとの住まいの古い土小屋と割れた洗濯桶がぽつんところがっているだけでした、とさ。

 

 作品は女声合唱、バリトン、語り、そして小オーケストラという珍しい編成で演奏します。是非聴きにいらしてくださいね!

金の魚の話
金の魚の話
日時:
2015年3月27日(金)
19時15分開演(18時45分開場)
会場:
トッパンホール (アクセスはこちら→)
JR・東京メトロ・都営地下鉄 飯田橋駅より徒歩13分
料金:
一般 3,500円
学生 1,500円 (全席指定)
お問い合わせ:

栗友会事務所
TEL:03-3985-5356
  • 著者: A.プーシキン (著), V. ナザルーク (イラスト), みや こうせい (翻訳), Y.ノルシュタイン 岸田 今日子(朗読)
  • 出版社: 未知谷
  • 発売日: 2004年02月
  • ISBN-10: 4896420926
  • ISBN-13: 978-4896420920
  • 定価 本体3,000円+税