ゆーたん音楽堂[音楽専門館]

週めくり ゆ〜たん音楽堂《音楽万華鏡》

当世女子大生的音楽事情 Vol.3

第3回は、私たちの暇つぶし事情について。

 大学生は暇なものです。大学生活そのものを“人生最後の夏休み”とも言いますが、名言だと思います。サークルやらデートやら飲み会やらで放課後を存分に楽しんで帰宅しても、まだ寝るには早い。課題もあるけど……まあまだやらなくていいか! さて何しようかなぁ、という時(つまり、ほぼ毎日なのですが)、こういう大学生は多いはず。「YouTubeでも見るかぁ。」

 YouTube、皆さんご存知ですか? 世界中の人が動画を投稿し、その動画を世界中の人が、会員登録もせず(自分で投稿する時など条件はありますが、閲覧だけならほぼ登録の必要はありません)、無料で見ることができる、「動画共有サイト」と呼ばれているものです。「ニコニコ動画」というサイトもありますし、YAHOO!、Googleにも動画コーナーがありますが、やはり一番有名で、規模が大きく、いろいろな制約がないのがYouTubeであると言えるでしょう。
 動画の内容はさまざまです。おもしろハプニング映像をまとめたものや、ギターの速弾き自慢、ピアノの発表会などなどなど。ちなみに私のYouTubeとの出会いは、小田和正の「言葉にできない」をBGMに、本当に「言葉にできない」ような、シュールで思わず笑っちゃう映像が次々と現れる、という動画が、私の周りで話題になった時でした。そして投稿数も膨大。例えば、“ピアノ”と入れて検索すると、なんと16000件以上の動画が見つかるのです。

 大学生の大切な快適暇つぶしアイテム、YouTube。これだけ規模が大きいと、「素人の動画共有サイト」の枠に収まらず、ビジネスも生まれてきますし、制約がないことで著作権など、さまざまな問題も表出してきます。この動画共有サイトの歴史、現状、そして、行方が見えてくる本をご紹介します。

  • 神田敏晶 著
  • ソフトバンク新書
  • 2006年12月刊
  • ISBN 4797339039
  • 定価 本体700円+税

 暇つぶしをしているようで、実は大学生は最前線のメディアを見届けているのです!…と言いたいけれど、発信されるものをただ受け取って楽しんでいるだけかもしれませんね。
 人生最後の夏休みにどっぷりつかってないで、たまにはこういう本も読んで、社会の視点、ビジネスの視点で動画共有サイトと今後どのように付き合っていくべきなのか考えていかないと。